とある7月の日。
平日、朝一で列!
北沢峠。綺麗ですー。
こちら側なので、南駒ケ岳へ。
直登ルート。鎖やわかりやすいマーキングはないので心して。
下降して6合岩室を利用させていただきました。強風でもびくともせず心休まります。
何も残さず発ちたいものです。残飯なんて以ての外、昨今ではネズミが出る小屋になってしまったとのこと。
水場は比較的わかりやすいですが、踏み跡が多いので視点が変わる小屋への帰りにロスト注意です。
明るくなると同時に行動開始。
極悪なガレ場やルンゼ、脆い草付きが連続します。
登山ルートとして知られてはいますが、初めての方はご案内お断りルートのひとつ。
通ってみたかった、鹿窓。
鋸岳第一高点。
ここからが核心といってもいいところ。
登山にはいろいろとテクニックがあることは知られていますが、一番大切なのは”体力”です。
絶対に”体力”です。
どんなに器用な技を持っていても疲れてそれを駆使できなければダメなのです。
とにかく様々な足場を歩いて、「こういうところはこうやって・・・」と頭で考えることなく体が対応しているくらい経験をする。
テクニックを磨くのはそれからでも遅くないし、その方が上達も早いものです。
角兵衛沢の痺れる下降を経てもなおガイドを煽るゲスト様。
これほどの体力があればテクニックは言葉を覚えるように身につくはず。