11月末から出稼ぎ(？)にきています。

今年、春からお手伝いさせていただいている山好きさんにお馴染みNHK BSの、一人の男の壮大な縦走を追う番組の撮影サポートです。

あの映像、実はカメラは1台か2台で撮影しています。

え？どうやって？後ろから、前から、それで撮影クルーが映り込んでもいないじゃん！

何を隠そう、想像に容易い、原始的なことで撮影をしています。

待ったなし、身体で勝負です。

一人一人の体力技術と責任感に委ねられ毎回撮影が進められています。

それゆえとても強く絆の深いチームで中にいさせていただいていることが心地よく、たびたびお邪魔しています。

今回は東北・山形から合流です。

僕の本当の故郷です。

高校を出ると同時に山形を離れて以来、今回が一番長く山形県内に滞在しています。

合流後1発目は朝日連峰から。

この時期のこのあたりの山域は登山適期ではなく、様々なことに注意をおいて入山しています。

カメラ持って入るくらいなんだから楽勝でしょ！とお思いかもしれませんが、そうではありません。

途中天候が荒れ停滞もあり、想定して入山していましたが、寒さに慣れていない体には堪えました。

しかし、そんな中でどこの小屋も避難小屋も清潔で助かったことも大いにありました。

以東岳

宿泊はしていませんが竜門小屋も快適そうです。

長い停滞後、初めての展望！テンション上がった！

飯豊

小朝日岳・月山

祝瓶山とこの時期独特な霧氷

東北の登山道はワイルドです。

どんどんと季節が切り替わっていきます。

進んだり、戻ったり、トラバースしてんなーって感じ。

ちょっとはみ出して朳差岳。初めて聞いた！笑

でも結局、山はどこもよいです。

と、僕を怠けさせるのは山登りです。

いろんな仕事があるもんだ。

信州では雪が積もったり、山が凍ったり、最後の岩登りチャンスが終わったり。

楽しい知らせも入ってきたりこんな時に何してんだと思われてたり。でも僕は根っこから怠けものなのでそこまで悔しくはなかったり。

正直、同世代の仲間があっこどこいった、あれしたこれしたと聞くとざわっとしないことはないですが、

必要とされるということもなかなかあることではないので、精一杯やってみるのも肥やしではないかと思い込みやってみています。

何より、楽しいんですけどね。

僕の「ああ、冬がくるな」と感じる風景No1はこちら。

旅はまだまだ続きます。